紅葉の見ごろはいつ?気温の変化が関係していた!

紅葉の季節がやって参りました。

紅葉とは、落葉樹が葉を散らす前段階として葉の色を変えることをいいます。

 

見ごろはというと、9月から12月の上旬頃まで幅広くあります。

 

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紅葉は気温に依存している!?

 

秋になるとだんだん周りの木の葉っぱが赤、黄色に染まっていきますが、それは気温に深く依存しているためです。

 

美しく紅葉するのに最低でも8度以下の気温が必要だそうで、約5度程度になるとさらに美しく紅葉するそうです。

1日だけ適温というわけではなく、理想の気温になってからまた暖かくなってきてしまうと上手く紅葉しません。

そうなってしまうとその年は緑も残り、赤もあり、黄色もあり、しかも木がスカスカというあまり鑑賞には適さない年になってしまいます。

ぐっと冷え込んでからしばらく温かい日が続かない年が紅葉を見に行くのにオススメの年になります!

 

なぜ葉っぱが赤色になる!?

 

春に出来た緑色の葉っぱがなぜあれほど綺麗な赤色に変化するのでしょうか。

何も知らない人が考えたら、緑色のまま散ってしまいそうですよね!?

木の葉は寒くなってきて十分な光合成ができなくなってくると落葉し始めます。

光合成による得られるエネルギーよりも、消費するエネルギーが多くなると、今まで光合成で稼いできた葉っぱ自体が不要になってしまうため、木は葉っぱから養分を吸収しようとしてしまうためです。

しかし、この葉っぱから養分を木に吸収する過程で植物にとって有毒である活性酸素を作ってしまい、植物の組織を破壊してしまいます。

養分を吸収される過程の緑の葉っぱは自然に発生している青い光を吸収して有害物質を作ってしまいますが、赤色の葉っぱにすることで、青い光の有害な物質を作る活性酸素を赤色が吸収してくれるため、木の幹まで有害物質を運ばせない役割を持っています。。

そうして、次の年に養分を蓄えたまま新たに緑の葉っぱを作って養分を集めようとするのです。

赤色が有害物質を吸収してくれると言っても過言ではありませんね。

 

 

木は人間や動物と違い、話したりコミュニケーションをとるために動いたり鳴いたりしませんが、実は想像できないほど論理的に活動しているというのが分かっていただけたかと思います。

落ちた葉っぱは昆虫が分解し、分解の過程で来てきた糞が植物にとっての養分になります。

 

紅葉を鑑賞するときにはぜひ、木が一生懸命に生きた「証」を感じながら観るとより一層季節の移り変わりを楽しむことができるのではないでしょうか。

 

 

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